月刊コミックブレイド / 通常連載

ROBOTICS;NOTES

『ROBOTICS;NOTES』は、月刊コミックブレイドの過去掲載作品として記録されている漫画です。出版社はマッグガーデン。作者(作画)は浅川圭司。原作者などは5pb.(原作)です。連載期間は2012年3月号 - 2014年9月号。全6巻・全31話。

シリーズ作品・関連作品

あらすじ・ネタバレ

2020年の種子島を舞台に、中央種子島高校ロボット研究部の八汐海翔と瀬乃宮あき穂たちが、巨大ロボット「ガンつく」の完成を目指す青春科学アドベンチャー。部員不足で存続が危ういロボ部を守りたいあき穂は、姉が残した設計や資金の問題に追われ、海翔は格闘ゲームの能力を活かしながらも部活動にはどこか消極的である。二人はポケコンで使える拡張現実ゲーム「キルバラ」や、過去の事件に関わる謎の報告書「君島レポート」と出会い、島の日常の背後に大企業やネットワークを利用した計画が進んでいることを知る。ロボット制作、仲間との衝突、宇宙への夢が、世界規模の危機と結びつき、海翔たちは自分たちの技術と意思で未来を変えようとする。

豆知識・雑学・よくある質問

作品は5pb.の科学アドベンチャーシリーズ第3弾で、拡張現実を身近にする端末「ポケコン」と、実物のロボット制作を組み合わせている。物語の中心は、天才が一人で完成品を出すことではなく、資金、設計、操縦、広報など異なる技能を持つ高校生が協力するロボ部。八汐海翔は格闘ゲームの反応能力に秀で、瀬乃宮あき穂はロボット完成への執念を持つなど、得意分野と弱点が異なる。よくある質問として、ロボットアニメなのかという点があるが、機械の戦闘だけでなく、AR、ネットワーク、陰謀、島の産業や宇宙開発を扱う群像劇である。続編「DaSH」では前作から約半年後の登場人物たちが描かれる。

読者の感想・考察まとめ

ガンつく制作の過程は、世界を救う巨大な力が最初から用意されているのではなく、部品、予算、時間、仲間の信頼を一つずつ集めていく営みとして描かれる。海翔の「努力を避けたい」性格と、あき穂の「完成させたい」情熱は衝突するが、どちらか一方だけではロボットは動かない。拡張現実は便利な情報基盤である一方、見えない情報を通じて人間の認識を操作する危うさも持つ。現実の機械を作る物語と、ネットワーク上の情報を疑う物語が重なることで、技術は使う人の目的と責任によって意味が変わるというテーマが立ち上がる。青春の未熟さが、そのまま危機に立ち向かう創造力にもなっている。

読み方・略称・英題

ROBOTICS;NOTES

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