月刊コミック電撃大王 / 通常連載

SHIROBAKO〜上山高校アニメーション同好会〜

『SHIROBAKO〜上山高校アニメーション同好会〜』は、月刊コミック電撃大王の過去掲載作品として記録されている漫画です。出版社はKADOKAWA。作者(作画)はミズタマ。原作者などは武蔵野アニメーションです。連載期間は2014年11月号 - 2016年1月号。

あらすじ・ネタバレ

高校二年生の安原絵麻は、体育祭で描いたクラス旗を宮森あおいに認められ、一緒にアニメを作ろうと誘われる。絵麻は自分の画力に自信がなく戸惑うが、あおいの熱意に押され、上山高校にアニメーション同好会を作ることになる。声優を目指す坂木しずか、CGに関心を持つ藤堂美沙、脚本や設定を担当する今井みどりも加わり、五人は文化祭で自主制作アニメを上映する目標を立てる。しかし、部員の温度差、シナリオの遅れ、制作費の不足など、作品作りには問題が続出する。さらに絵麻がアニメのデータを保存したパソコンを壊してしまい、五人はアルバイトをして新しい機材を買うことに。文化祭までの時間が迫る中、作品の規模を縮小しながらも、自分たちの力で完成させる道を選ぶ。

豆知識・雑学・よくある質問

原作は武蔵野アニメーション、脚本は杉原研二、作画はミズタマ。テレビアニメ『SHIROBAKO』の前日譚に当たるスピンオフで、電撃大王に連載された。アニメ本編では社会人になった宮森あおいが中心だが、漫画版では安原絵麻の視点から、五人が高校時代に同好会を作った過程を描く。五人は監督、作画、音響、CG、シナリオと役割を分担し、文化祭で「神仏混淆七福陣」を上映する。アニメ制作は絵を描くだけでなく、脚本、演技、音、機材、スケジュール調整が必要な共同作業。制作データの破損や予算不足といったトラブルも、実際のアニメ制作を意識した題材として扱われている。

読者の感想・考察まとめ

絵麻は高い画力を持ちながら、自分の作品を人に見せることに不安を抱えている。彼女がアニメ制作を続ける過程は、技術を伸ばす物語であると同時に、自分の能力を他人に預ける勇気を得る物語でもある。五人は最初から理想的なチームではなく、あおいの準備不足や部員の消極性が原因で衝突する。しかし失敗を誰か一人の責任にせず、役割や作品の規模を見直すことで完成へ進む。文化祭で上映する作品が大作ではなくても、完成させて観客に届けることに意味がある。プロの現場へ進む前の高校生たちが、創作の喜びと現実的な制約を同時に知る青春部活漫画として、後のSHIROBAKO本編の原点を示している。

読み方・略称・英題

SHIROBAKO

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