月刊コミック電撃大王 / 通常連載

re:teen 繭の中でもう一度10代のキミと会う

『re:teen 繭の中でもう一度10代のキミと会う』は、月刊コミック電撃大王の過去掲載作品として記録されている漫画です。出版社はKADOKAWA。作者(作画)は大堀ユタカ。原作者などは伊達将範です。連載期間は2015年9月号 - 2016年10月号。

あらすじ・ネタバレ

13年前、澄浜市に正体不明の光の壁が突然発生した。その壁を越えた24歳の我高往路は、強い光に包まれた後、少年の姿で目を覚ます。さらに目の前には、長い間疎遠になっていた幼なじみのヒメ姉が、13年前の姿のまま現れる。往路は自分が過去へ戻ったことを確信し、かつて起きた出来事や、ヒメ姉との関係をやり直そうと決意する。少年時代の身体に戻った彼は、未来の記憶を持ちながら、当時は知らなかった家族や町の秘密、光の壁の正体へ近づいていく。幼なじみと再会できた喜びは、過去を変えれば現在の自分や周囲の人々も変わるという不安と隣り合う。繭のような光の中で、失われた10代をもう一度生きることになった大人が、未来を選び直すタイムリープ・ファンタジー。

豆知識・雑学・よくある質問

原作は伊達将範、作画は大堀ユタカ。カドコミで公開され、KADOKAWAから全3巻が刊行された。13年前に澄浜市へ現れた正体不明の光の壁を境に、24歳の我高往路が少年の姿へ戻り、疎遠になった幼なじみのヒメ姉と再会する導入が作品の核になっている。タイトルの「re:teen」は、成人した人物が10代を再び生きることを表し、単純な若返りではなく、過去の記憶を持ったまま当時の人間関係へ戻る設定。光の壁は時間移動の入口であると同時に、現実と過去を隔てる繭のような装置として描かれる。往路が未来の知識を使って問題を解決するだけでなく、当時の自分が見落とした感情や事件を知る構成が特徴。

読者の感想・考察まとめ

過去へ戻る物語では、主人公が未来の正解を知っていることが大きな武器になる。しかし往路が取り戻したのは、完成した人生の設計図ではなく、後悔と断片的な記憶だけだ。未来を変えようとすれば、現在の自分が存在しなくなる可能性や、救おうとした相手の選択を奪う危険がある。ヒメ姉との再会も、幼いころの関係をそのまま復元することではなく、13年の時間を経た二人が別の形で向き合う機会になる。光の壁が町に残した謎は、時間を巻き戻せば個人の問題が解決するという考えを揺るがし、過去の出来事が社会全体に影響していることを示す。10代をやり直すとは、若さを取り戻して無邪気になることではなく、当時の自分には選べなかった言葉を、今の記憶で選び直すことなのだろう。

読み方・略称・英題

re:teen

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