週刊少年マガジン / 通常連載

LASTMAN

『LASTMAN』は、週刊少年マガジンの年別掲載作品一覧作品として記録されている漫画です。出版社は講談社。作者(作画)は二宮裕次。原作者などは-です。連載期間は2013年27号 - 2013年49号。

あらすじ・ネタバレ

高校時代に全国を目指した轟静は、バスケットボールの才能に恵まれながらも、ある事情から競技の表舞台を離れていた。 アメリカでNBAを夢見た経験を持つ彼は、華やかな実績と挫折の両方を知る人物である。 そんな轟が日本へ戻り、かつて通っていた大花高校の弱小バスケットボール部に関わることになる。 轟は最初から理想的な指導者ではない。 過去への後悔や自暴自棄な面を抱え、他人に素直に期待することも苦手だった。 さらに、バスケットボールを知らない者にも厳しい現実を突き付けるため、選手たちと衝突することがある。 しかし競技の本質を見抜く目と、選手の長所を見つけて伸ばす力は確かだ。 個人の才能だけで勝とうとするのではなく、走る、守る、声を出す、仲間を信じるといった基本を積み上げ、チーム全体の意識を変えていく。 大花高校の部員たちは技術も考え方もばらばらで、強豪校と比べれば明らかに不利な立場にある。 だからこそ轟の指導によって一人ひとりの役割が整理される過程が重要になる。 エースだけに頼らず、控え選手も含めて必要な仕事を担い、苦しい時間帯を全員で乗り切る。 練習では地味に見える反復が、試合終盤の判断や守備、ルーズボールへの反応として表れる。 個人の成長とチームの再生が同時に描かれる作品である。 タイトルの「LASTMAN」には、最低の状態から始まる者と、最後までコートに残って戦う者という両方の意味が重ねられている。 轟自身も、夢を失った人間として底まで落ちた感覚を抱えているが、選手たちと向き合ううちに再び競技へ情熱を注ぐようになる。 彼が指導するのは技術だけではない。 負けたときに責任を引き受けること、仲間の失敗を責めず次のプレーで支えること、勝利を望むなら努力を続けることを身をもって教えていく。 試合では、身長や実績で上回る相手に対し、守備の工夫、速い展開、選手同士の連携で活路を見いだす。 強豪校との対戦は、チームがどれほど変わったのかを示す試験であると同時に、轟が過去の自分を乗り越えられるかを問う場でもある。 コート上の勝負と指導者と選手の信頼関係が響き合い、最後まで諦めない者が何をつかむのかを描く、熱血スポーツドラマである。

豆知識・雑学・よくある質問

バスケットボールでは、得点力のあるエースだけでなく、リバウンド、守備、スクリーン、声かけなど目立たない役割が勝敗を支えます。攻撃ではドリブルやシュートの技術に加え、味方の位置を見てパスを選ぶ判断が必要です。弱小校が強豪に挑むには、個人の才能を伸ばすだけでなく、全員が自分の役割を理解して走り続けることが重要になります。

読者の感想・考察まとめ

轟は過去の挫折と才能への自負を抱えたまま、弱小チームの選手たちに厳しい現実を突き付ける。彼の指導は勝てる戦術を与えるだけでなく、選手が自分の弱点と役割を認めることを求める。華やかな得点場面の裏で、守備や走力を積み重ねる部員にも価値を与えることで、チームスポーツにおける再生と責任が描かれている。

読み方・略称・英題

LASTMAN(ラストマン)

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