月刊コミック電撃大王 / 通常連載

CHAOS;HEAD

『CHAOS;HEAD』は、月刊コミック電撃大王の過去掲載作品として記録されている漫画です。出版社はKADOKAWA。作者(作画)はすみ兵。原作者などはニトロプラス×5pb.です。

あらすじ・ネタバレ

渋谷で「ニュージェネレーションの狂気」と呼ばれる不可解な連続猟奇事件が起きていた。引きこもり寸前の高校二年生・西條拓巳は、事件に関心を持ちながらも、現実の人間関係からは距離を置き、オンライン上の世界に逃げ込んでいる。ある日、チャットで「将軍」と名乗る人物から、次に起こる事件を予言するような凄惨な画像のURLが送られてくる。直後に現実で似た事件が発生したことで、拓巳は自分が事件に巻き込まれていると感じ始める。咲畑梨深ら謎めいた少女たちと出会い、街で起きる出来事を追ううち、拓巳の妄想と現実の境界は崩れていく。やがて、事件の背後にある巨大な計画と、自分自身の存在に関わる真実が明らかになり、拓巳は恐怖から逃げるのではなく、自分の認識と向き合うことを迫られる。

豆知識・雑学・よくある質問

原作は5pb.・Nitroplus・RED FLAGSHIPによる妄想科学アドベンチャーのPCノベルゲームで、テレビアニメ版はマッドハウスが制作した。作品を象徴する言葉として「その目、誰の目?」があり、主人公が感じる監視されているような不安と、現実の見え方が人によって異なることを表している。物語の重要な舞台は渋谷で、街のネット掲示板や動画、チャットなど、当時の都市生活に広がり始めたデジタル情報が恐怖を増幅する。単なる殺人事件の捜査ではなく、妄想を現実へ干渉させる能力や、情報を信じる心そのものを題材にしたサイコサスペンスである。

読者の感想・考察まとめ

拓巳は最初から勇敢な探偵ではなく、人との接触を避け、二次元のキャラクターに安心を求める人物として描かれる。その弱さが事件の恐怖を身近にし、視聴者も拓巳が見ているものをどこまで信じてよいのか迷わされる。作品における「妄想」は現実逃避であると同時に、強い願望や他者の認識を世界へ作用させる力でもある。ネット上の予言や画像が現実の事件を先取りする展開は、情報が多いほど真実に近づけるとは限らないことを示す。自分の目で見たものを疑い、他人の痛みを想像することが、拓巳の成長と事件解決の鍵になる。

読み方・略称・英題

CHAOS;HEAD(カオスヘッド)

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