月刊コミック電撃大王 / 通常連載

C3 -シーキューブ-

『C3 -シーキューブ-』は、月刊コミック電撃大王の過去掲載作品として記録されている漫画です。出版社はKADOKAWA。作者(作画)は秋奈つかこ。原作者などは水瀬葉月です。連載期間は2011年4月号 - 2013年3月号。巻数は全3巻。

あらすじ・ネタバレ

夜知春亮は、父親から送られてきた大きな黒い立方体と一緒に暮らしていた。ある夜、そのキューブが少女の姿へ変わり、フィアと名乗る。彼女は人間ではなく、かつて人間の欲望や苦痛を受けて作られた「禍具」だった。フィアは自分の呪いを解くために春亮のもとへ来たが、呪われた道具としての過去には、他者を傷つけた記憶も刻まれている。春亮は幼なじみの村正このはや、同じく禍具であるサヴェレンティらと関わりながら、フィアを狙う敵や禍具をめぐる事件に巻き込まれていく。学校では普通の生徒として過ごしつつ、夜には呪いを利用する者や、過去の因縁を持つ存在と戦う。フィアたちは自分が道具として生まれた運命を受け入れるのか、それとも人間との関係を通じて別の生き方を選べるのかを探していく。

豆知識・雑学・よくある質問

原作は水瀬葉月、イラストはさそりがための電撃文庫シリーズで、C3は「Cube×Cursed×Curious」の略称。物語の中心となる禍具は、人間の欲望や拷問、処刑などに結び付いた道具が、呪いと人格を持った存在として擬人化されたもの。フィアは立方体が少女になったキャラクターで、見た目の可愛らしさと、内側にある危険な力・罪の記憶の落差が特徴。春亮の家には父親が集めた不思議な品があり、日常生活の中へ怪異が持ち込まれる。学園ラブコメディーの会話と、呪いをめぐるシリアスな戦闘が交互に進む構成になっている。

読者の感想・考察まとめ

禍具は生まれつき悪い存在なのではなく、人間が道具に込めた欲望や暴力の歴史を背負っている。そのため、フィアが罪を償うとは、過去の所有者の行為まで自分一人で背負うことなのか、という問題が生じる。春亮は彼女を危険な武器として封じるのではなく、現在の選択を見ようとするが、優しさだけでは呪いを消せない。フィアが怒りや恐怖を抱えたまま誰かを守ろうとする姿は、過去を否定して無害になるのではなく、力の使い方を自分で決める成長を示す。道具と人間、加害と被害、呪いと個人の責任を重ねながら、異形の少女が人間らしい未来を獲得する物語として読める。

読み方・略称・英題

C3(シーキューブ)

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