週刊少年マガジン / 通常連載

血戦の久遠

『血戦の久遠』は、週刊少年マガジンの年別掲載作品一覧作品として記録されている漫画です。出版社は講談社。作者(作画)は枩岡佳範。原作者などは-です。連載期間は2017年35号 - 2018年2・3合併号。

あらすじ・ネタバレ

霊感のない女子高校生でありながら、祓い屋の当主を務める巫(みこ)と、街に潜む「タタリ」との戦いを描く葬怪アクションです。 巫は普通の人間と同じように学校生活を送り、幽霊や怪異を感じ取る能力もありません。 しかし、家に代々伝わる祓い屋の役目を引き継いでおり、失踪事件や説明のつかない怪異が持ち込まれると、当主として調査に向かわなければなりません。 ある日、常識では考えられない失踪事件が起こり、巫はその裏に「扉」と呼ばれる禁忌の存在が関係していることを知ります。 扉の向こうには、人の恨みや恐怖、執着が形を持ったタタリが潜んでいます。 タタリは単純な幽霊ではなく、生前の感情や場所に残った記憶と結び付き、日常の中に紛れ込んで人を襲います。 姿が見えない相手、誰かの姿をまねる相手、閉ざされた空間から逃げられない状況など、事件ごとに異なる恐怖が現れ、巫はわずかな手掛かりから発生の原因を探らなければなりません。 巫の前に現れるのが、タタリを問答無用で斬り伏せる「芸術家」と呼ばれる存在です。 霊感ゼロの巫が事件の構造やタタリの気配を推理し、芸術家が直接敵を切り裂くという役割分担が、作品独自の緊張感を生みます。 タタリを倒した後には、その血を採取することで能力を利用できるという仕組みもあり、戦うほどに武器や戦術が変化していきます。 敵の性質や呪いに触れることで、使う側の身体や精神にも危険が及ぶ可能性があります。 巫は怖がりながらも、当主として逃げることができず、失踪した人を救うために事件の中心へ踏み込みます。 扉を開けた者の事情や、タタリを生み出した感情をたどることで、単なる怪物退治では終わらない人間の悲しさが浮かび上がります。 恐怖描写、残酷な斬撃、謎解き、奇妙な人物同士の掛け合いを組み合わせ、怪異の正体へ近づくほど危険が増していく、短く鋭いダークアクション作品です。

豆知識・雑学・よくある質問

彼は怪異を祓うための道具として、一般的な武器とは異なるチェーンソーのような刃物を使い、血や肉を伴う荒々しい戦いを繰り広げます。 ただし、怪異の力を取り込むことは便利なだけではありません。 霊感がないことは一見すると大きな弱点ですが、先入観に頼らず、目の前の証拠と人の言葉をもとに考えられる強みにもなります。

読者の感想・考察まとめ

巫は霊感がない普通の女子高校生でありながら、祓い屋の当主として怪異の事件に向き合う。そのため、見えない敵を力で倒すだけでなく、失踪者の生活、怪異が生まれた場所、残された感情を調べなければならない。タタリが恨みや執着の形であるなら、斬ることは解決であっても救済とは限らない。巫と仲間が恐怖の理由を知ろうとする姿が、葬怪アクションに人間ドラマを加えている。

読み方・略称・英題

けっせんのくおん

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