月刊アフタヌーン / 通常連載

水域

『水域』は、月刊アフタヌーンの通常作品として記録されている漫画です。出版社は講談社。作者(作画)は漆原友紀。連載期間は2010年1月号 - 2010年12月号。

あらすじ・ネタバレ

都会で暮らす少女・千波は、祖母から不思議な夢の話を聞く。夢の中には、雨が降り続ける山村と、幼い頃に姿を消した少年・澄夫がいた。やがて千波はその村を訪れ、ダム建設によって沈むことになった深山村と、そこに残り続ける家族の記憶を知る。現在の水不足と、過去の村を満たす雨がつながり、水と土地に結びついた人々の歴史が幻想的に浮かび上がる。

豆知識・雑学・よくある質問

作者は漆原友紀で、「蟲師」後に発表した上下巻の作品。物語では、ダム建設による立ち退きと、故郷を離れられない人々の思いが重要な背景になる。水は生活を支える資源であると同時に、村を沈め、記憶を保存するものとして描かれる。よくある質問は「夢の村は実在するのか」だが、現実の記憶、土地の伝承、幻想が重なった場所として描かれている。

読者の感想・考察まとめ

ダムは洪水や水不足を防ぎ、電力や水を供給する公共施設だが、建設によって集落や墓、生活の記憶が失われることもある。作品は開発を単純な悪として断じず、便利な暮らしを支える仕組みと、そこからこぼれる人々を同時に描く。千波が過去の村を知ることは、祖先の記憶を受け取ることでもある。水は流れて形を変えるが、土地への思いは世代を越えて残る。

読み方・略称・英題

すいいき

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