ビッグコミックスピリッツ / 通常連載

声の降るへや

『声の降るへや』は、ビッグコミックスピリッツの通常作品として記録されている漫画です。出版社は小学館。作者(作画)はたかはしツツジ。原作者などはHEROです。連載期間は2025年35号 - 連載中

あらすじ・ネタバレ

イラストレーターの女性が暮らすシェアハウスに、ある日、高校時代の同級生・王寺文哉から友達登録が届く。文哉はストーカーに悩まされていると訴え、彼女は仕方なく彼を自宅へ迎え入れる。文哉は配信者として活動しており、見た目の威圧感や率直な物言いとは対照的に、配信中の声は多くの人を惹きつける「イケボ」だった。イラストを描く彼女と、声で人とつながる文哉は、同じ屋根の下で暮らすうちに、過去の記憶や互いの孤独を知っていく。配信と創作、共同生活、友情と恋愛の間を描くシェアハウス・ラブコメディである。

豆知識・雑学・よくある質問

作品では、配信者の声が画面越しに多数の人へ届く一方、本人の生活や本音は見えにくいという、現代的なコミュニケーションの二面性が扱われる。文哉は外見や話し方から誤解されやすいが、声の表現では別の魅力を持つ。イラストレーターの主人公も、絵を通して他者に何かを伝える仕事をしており、二人は異なる表現手段を持つクリエイターとして接近する。シェアハウスは、他人同士が生活を共有しながら、一定の距離も保てる場所。原作はHERO、作画はたかはしツツジで、『ホリミヤ』の原作者による新作として紹介されている。

読者の感想・考察まとめ

声は姿が見えなくても人の感情を動かし、絵は音がなくても人物や物語を想像させる。文哉と主人公の関係は、表現者同士が互いの得意分野を理解する過程であり、同時に、オンライン上の人格と現実の人格のずれを埋める過程でもある。ストーカー問題をきっかけに始まる同居は、単なる恋愛の偶然ではなく、誰かを家に入れることの危険と、孤独な人を助けることの責任を伴う。文哉の声に惹かれる人々が彼の本当の姿を知らないように、主人公も過去の同級生という情報だけでは彼を理解できない。生活を共にし、弱さや不器用さを見せ合うことで初めて、声や絵の向こうにいる一人の人間と向き合えるようになる。

読み方・略称・英題

こえのふるへや

備考

隔週連載

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