月刊コミック電撃大王 / 通常連載

境界線上のホラ子さん

『境界線上のホラ子さん』は、月刊コミック電撃大王の過去掲載作品として記録されている漫画です。出版社はKADOKAWA。作者(作画)は羽仁倉雲。原作者などは川上稔 / さとやす(TENKY)(キャラクターデザイン)です。連載期間は2011年12月号 - 2012年11月号。全1巻・全12話+番外編7話。

シリーズ作品・関連作品

あらすじ・ネタバレ

「境界線上のホライゾン」の登場人物たちを使い、原作では描かれなかった日常のすき間や、設定の裏側をコミカルに描く公式パロディー作品。航空都市艦・武蔵の学生たちは、歴史再現や国家間の緊張とは別に、授業、食事、買い物、部活、恋愛めいた騒動に追われている。ホライゾンや葵トーリをはじめ、本多・正純、ネイト、ナルゼなど個性の強い人物が、原作の立場や能力を少し誇張された形で見せるため、会話はすぐに脱線する。重大な事件の舞台裏で誰が何をしていたのか、登場人物が普段どんな関係を築いているのかを、短いエピソードの積み重ねで描写。武蔵の仲間たちが騒がしく過ごす姿を通して、本編の重い世界観を親しみやすく補完するスピンオフである。

豆知識・雑学・よくある質問

原作者・川上稔も推薦する「境界線上のホライゾン」公式パロディーコミックで、電撃コミックスEXから刊行された。本編の登場人物に加え、「きみとあさまで」やアニメ版を思わせる小ネタも扱われる。パロディー作品だが、単に別人のギャグキャラクターにするのではなく、本編の設定や人間関係を知っていると分かる場面を再利用しているのが特徴。題名の「ホラ子さん」はホライゾンの名前を親しみやすく崩した呼び方で、重厚な歴史再現や政治劇を、学校生活の身近な騒動へ置き換える役割を持つ。原作未読でも会話劇として楽しめるが、本編の人物や用語を知っているほど細かな引用を見つけやすい。

読者の感想・考察まとめ

本編が「世界を変えるために戦う若者たち」を描くのに対し、本作は世界を変える前の、彼らがただ一緒に暮らしている時間へ視線を向ける。大げさな能力や国家的な肩書きも、食事や授業の場では人間関係の癖として現れるため、キャラクターの魅力が別の角度から見える。パロディーは設定を軽くするだけでなく、原作では緊張したまま進む関係に余白を与える装置でもある。真剣な人物がくだらない騒動に巻き込まれることで、彼らが戦士や政治家である前に学生であることが分かる。作品世界への入口としても、既読者の補助線としても機能する日常系スピンオフだ。

読み方・略称・英題

きょうかいせんじょうのホラ子さん

備考

レーベル: 電撃コミックスエクストラ。掲載誌: 月刊コミック電撃大王ほか。出版社(初出): アスキー・メディアワークス。単行本発表期間: 2011年10月27日 - 2012年9月27日

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