月刊コミック電撃大王 / 通常連載

ミサイルとプランクトン

『ミサイルとプランクトン』は、月刊コミック電撃大王の過去掲載作品として記録されている漫画です。出版社はKADOKAWA。作者(作画)は筒井大志。原作者などは田中ロミオです。連載期間は2014年8月号 - 2016年5月号

あらすじ・ネタバレ

壊れてしまった世界で、高校生たちは自作ミサイルの完成を目指す「ミサイル部」を作って活動している。自由奔放な天才少年・青海翔太が始めた部に、達子祥らが加わり、部員たちは設計、材料集め、試験を繰り返す。しかし彼らの作るミサイルは、単なる部活動の工作ではなく、過去の世界や戦争、誰かを救うための大きな目的を背負っていた。翔太は才能がある一方で気まぐれで、作業の多くを祥たちへ任せてしまう。祥は翔太に惹かれながらも、彼が別の少女に夢中になることで複雑な感情を抱く。超能力を持つ幼い少女の登場も加わり、恋愛、友情、世界の再建が部活動の時間に重なっていく。ミサイルを完成させることが、世界を変える希望なのか、過去を繰り返す危険なのかを問いながら、少年少女の青春が進むSF群像劇。

豆知識・雑学・よくある質問

原作は田中ロミオ、作画は筒井大志。『月刊コミック電撃大王』で連載され、KADOKAWAの電撃コミックスNEXTから全3巻が刊行された。KADOKAWA公式は、田中ロミオ初のオリジナルコミック原作を筒井大志が描くSF青春群像劇と紹介している。中心となる青海翔太や達子祥は、日々ミサイル部で自作ミサイルの完成を目指す。コミックナタリーでは、自由奔放な天才少年が作った部活動を舞台にした青春ストーリーとして紹介され、単なる学校の工作部ではない大きな目的が示されている。題名の「ミサイル」と「プランクトン」の組み合わせは、破壊力の大きな兵器と、海中を漂う小さな生命を対置し、個人の青春と世界規模の出来事の落差を表しているように読める。

読者の感想・考察まとめ

ミサイルは遠くの目標を破壊する道具だが、プランクトンは小さくても生態系を支える存在である。この題名の対比は、世界を大きく変えようとする少年たちと、日々の小さな感情や関係が、実は同じ物語を支えていることを示している。翔太の天才性は問題を解く力を持つ反面、周囲の人間を自分の計画の部品として扱ってしまう危険がある。祥たちが作業を続けるのは、ミサイルそのものへの興味だけでなく、翔太の見ている未来に自分も関わりたいという願いがあるからだろう。壊れた世界を救うための兵器が、再び破壊を生む可能性もあり、目的が正しければ手段も正当化されるのかという葛藤が残る。恋愛のすれ違いや部活動の停滞を丁寧に描くことで、世界の危機は遠い事件ではなく、目の前の誰かをどう扱うかという問題へ戻ってくる。

読み方・略称・英題

ミサイルとプランクトン

備考

2013年11月号に掲載された読切短編をリメイクして連載化

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