週刊少年マガジン / 通常連載

シチハゴジュウロク

『シチハゴジュウロク』は、週刊少年マガジンの年別掲載作品一覧作品として記録されている漫画です。出版社は講談社。作者(作画)は笹古みとも。原作者などは工藤哲孝です。連載期間は2018年48号 - 2019年31号。

あらすじ・ネタバレ

平凡な男子高校生・五六冴郎は、ある日、藤宮しちはという少女を危険から救う。 その直後、二人は思いがけずキスをしてしまう。 普通なら恋の始まりを予感させる出来事だが、冴郎の身には、それを境に説明のつかない殺意が集まり始める。 誰かに狙われている気配は次第に現実のものとなり、日常の風景は安全な場所ではなくなる。 冴郎が殺されると、しちはが身代わりになるように命を落とし、その後、冴郎は生き返る。 彼女の死によって自分だけが戻されたことに気づいた冴郎は、なぜ自分が狙われたのか、誰が殺したのか、そしてどのような仕掛けでしちはが命を差し出したのかを突き止めなければならない。 謎を解けば彼女を取り戻せる可能性がある一方、真相に近づくほど新たな殺意が襲いかかる。 最初の大きな事件では、冴郎は駅のホームから線路へ突き落とされる。 事故に見える状況の中に、犯人の意図や細工を読み取らなければならず、蘇生した彼は自分の記憶と現場に残る違和感を手掛かりに推理を進める。 物語は、死ぬたびに時間をやり直す単純なループものではない。 冴郎の死としちはの身代わりが、二人の関係を変える超常的なルールとして機能し、恋愛感情と謎解きが同時に進んでいく。 冴郎は、自分を助けてくれた少女を今度は自分が救うため、事件の構造を理解し、犯人の心理を読み、次の死を避ける方法を探す。 しちはもただ守られるだけの存在ではなく、冴郎を生かすために自ら選択をする強さを見せる。 学園の恋愛ものらしい初々しさ、殺人事件を追う緊張感、死と再生をめぐる不思議さが組み合わさり、相手を思う気持ちが謎を解く力にも代償にもなる、青春ミステリーとして展開する。 事件の解決には、犯人を見つけるだけでなく、なぜその方法が成立したのかを考える必要がある。 目撃証言や現場の配置、被害者の行動といった情報が、超常現象のルールと組み合わさることで別の意味を持ち始める。 冴郎は死を経験したからといって無敵になるわけではなく、恐怖や痛みを抱えたまま次の行動を選ばなければならない。 その弱さがあるからこそ、しちはを救いたいという願いがきれいごとに終わらず、切実な推理へつながっている。

豆知識・雑学・よくある質問

数字や時間制限を使ったゲームでは、参加者がルールをどこまで正確に理解し、条件の例外を見落とさないかが重要です。複数人で挑む場合は、情報を共有する相手と隠す相手を判断しなければならず、仲間同士の疑いも危険になります。タイトルに含まれる数字が示す関係や制限は、勝敗だけでなく人物の過去や選択とも結び付く仕掛けとして機能します。

読者の感想・考察まとめ

数字や時間制限が関係する物語では、条件を正しく理解しても、誰を信じるかで結果が変わる。参加者が互いの情報を隠すほど、数字は客観的な指標ではなく心理戦の道具になる。タイトルの不思議な数字を手掛かりに、人物の過去やゲームのルールを読み解く楽しさがあり、単純な勝敗よりも選択の積み重ねが緊張を作っている。

読み方・略称・英題

しちはごじゅうろく

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