週刊少年ジャンプ / 紙版

サクラテツ対話篇

『サクラテツ対話篇』は、週刊少年ジャンプの紙版作品として記録されている漫画です。出版社は集英社。作者(作画)は藤崎竜。連載期間は2002年1号 - 2002年21号。

あらすじ・ネタバレ

都会の一等地に高層ビルが立ち並ぶ中、周囲から取り残されたような古い一軒家が建っていた。 そこに暮らす高校生の桜テツは、家を維持するため一日わずかな睡眠でアルバイトを掛け持ちし、家族を支える金の亡者として生活している。 そんな家の上空に未来からの侵略者が現れ、土地の権利を主張したことをきっかけに、宇宙人、地底人、妖精、怪獣、魔界の存在など、さまざまな勢力が次々と桜家へ押し寄せる。 侵略者たちはそれぞれ異なる理屈や文明を持ち、家を奪うために空爆や怪物の派遣まで行うが、テツは超能力者でも選ばれた戦士でもない。 アルバイトで鍛えた体力と、家族の生活を守る執念だけを頼りに、相手の規模に関係なく立ち向かう。 タイトルにある「対話」は、哲学者の名前を持つ人物たちが登場し、侵略や所有、正義について語ることとも関係する。 しかし難しい議論が続くわけではなく、哲学的な名前と尻の穴の神のような奇妙な存在が同じ場面に並び、崇高な思想がくだらないギャグへ落とし込まれる。 未来人や宇宙海賊が桜家に馴染んでしまったり、敵だった存在が家族同然の立場になったりするため、侵略者と住人の境目も崩れていく。 SFの大事件を生活費や家賃のような現実的な問題と結びつけ、壮大さと貧乏くささを同時に描く不条理なバトルコメディである。

豆知識・雑学・よくある質問

土地の価値が高すぎるため、固定資産税は桜家にとって重い負担だが、テツはその土地を手放そうとはしない。 古い家をめぐる争いは、土地を所有するとは何か、家族の居場所を守るとは何かという話にも見えるが、展開は常に予想を裏切る方向へ進む。

読者の感想・考察まとめ

CGを多用した独特の画面表現、哲学用語を思わせる人名、漫画そのものを題材にするメタな展開も印象的だ。

読み方・略称・英題

サクラテツ対話篇(サクラテツたいわへん)

登場人物(キャラクター)

サクラテツ、久散、ショーベンハウアー

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