月刊コミック電撃大王 / 通常連載

オオカミさんと七人の仲間たち

『オオカミさんと七人の仲間たち』は、月刊コミック電撃大王の過去掲載作品として記録されている漫画です。出版社はKADOKAWA。作者(作画)は珠洲城くるみ。原作者などは沖田雅です。連載期間は2010年4月号 - 2012年10月号。

あらすじ・ネタバレ

凛々しい目つきと鋭い犬歯を持つ大神涼子は、周囲から「オオカミさん」と呼ばれるワイルドな女子高生だ。涼子が所属する御伽銀行は、困っている生徒の依頼を引き受け、助けてもらった相手には後で別の形で返してもらうという仕組みで活動している。腹黒く見えるが頭の回転が速い赤井林檎、極度の人見知りでカメラを手放せない森野亮士ら、童話の登場人物を思わせる仲間たちが集まり、恋愛相談からトラブル解決まで騒動に挑む。涼子は強がって一人で問題を処理しようとするが、仲間の支えや亮士のまっすぐな思いに触れ、少しずつ人を信頼するようになる。昔話の役割を借りた学園の人情ラブコメディーである。

豆知識・雑学・よくある質問

原作は沖田雅、イラストはうなじの電撃文庫シリーズ。大神涼子と赤井林檎の呼び名は「オオカミさんと赤頭巾ちゃん」を連想させ、御伽銀行の仲間たちも童話の人物を下敷きにした名前や立ち位置を持つ。ただし、物語の依頼は昔話の再現ではなく、学校生活の中で起きる身近な悩みや事件が中心。御伽銀行の「助けた相手から後で返してもらう」という制度は、善意を一方通行にせず、助けられた側が別の誰かを支える循環を作る設定になっている。公式紹介では熱血人情ラブコメとして案内されている。

読者の感想・考察まとめ

涼子は見た目も言葉も強いため、最初は他人の助けを必要としない人物に見える。しかし彼女の攻撃性は、過去の経験から傷つかないよう身を守る鎧でもある。亮士のカメラ越しの視線は、涼子を怖い「オオカミ」としてではなく、弱さを抱えた一人の少女として見ようとする。御伽銀行の活動も、誰かを救うヒーローごっこではなく、助けを受けた人が次に誰かを助ける関係の再構築だと考えられる。童話の記号を使いながら、現代の学校で孤立した人が仲間を得るまでを軽快な会話と騒動で描いている。

読み方・略称・英題

オオカミさんと7人の仲間たち

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