ビッグコミックスピリッツ / 通常連載

ひとりずもう

『(漫画版)ひとりずもう』は、ビッグコミックスピリッツの過去掲載作品として記録されている漫画です。出版社は小学館。作者(作画)はさくらももこ。連載期間は2006年10号 - 2007年51号。

あらすじ・ネタバレ

作者・さくらももこ自身をモデルにした少女が、小学生から短期大学生までを過ごし、やがて漫画家を目指していく自伝的なエッセイ漫画。日常の小さな出来事に大げさに悩み、友人との会話や家族との衝突、思春期の身体の変化、男子への意識、恋への憧れなどに振り回されながら、主人公は自分の気持ちを持て余していく。高校生活では女子校の空気や物理部の活動、文化祭、長い休みの過ごし方などを経験し、短大進学後には将来について考え始める。周囲から見れば何でもない出来事を、本人の視点から可笑しく、時に切実に描き、漫画を描く楽しさと不安を積み重ねる。最後には、平凡に見えた青春の日々が、漫画家“さくらももこ”の出発点へつながっていく。

豆知識・雑学・よくある質問

『ひとりずもう』には文章によるエッセイ版と、それを漫画化した『漫画版ひとりずもう』がある。『ちびまる子ちゃん』と共通する家族や友人を思わせる人物も登場するが、こちらは作者の学生時代と漫画家になるまでを描く自伝的作品である。よくある質問として完全な事実の記録なのかという点があるが、エッセイ・漫画として再構成された作品で、記憶や演出が含まれる。思春期の悩みや初恋を、笑いと照れを交えて描いている。

読者の感想・考察まとめ

題名の「ひとりずもう」は、誰かと競争しているようで、実は自分の中だけで悩み、空回りしている青春の感覚を表す。主人公は恋や将来に大きな答えを持っているわけではなく、失敗や恥ずかしい経験を何度も繰り返す。その不器用さを隠さず描くことで、漫画家になることも最初から決められた才能の物語ではなく、日々の観察と試行錯誤の延長に見えてくる。自分の弱さを笑いに変える視点そのものが、後のさくらももこの創作の核になっている。

読み方・略称・英題

ひとりずもう

備考

※不定期連載 / 漫画版。不定期連載

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