月刊コミック電撃大王 / 通常連載

ちゅうふれ。

『ちゅうふれ。』は、月刊コミック電撃大王の過去掲載作品として記録されている漫画です。出版社はKADOKAWA。作者(作画)はきあま紀一。連載期間は2015年1月号 - 2016年9月号。

あらすじ・ネタバレ

山中みのりと一色佐幸は、どこにでもいる仲のよい女子高校生だった。ところがある日、佐幸はみのりに「告白」し、自分はみのり様に仕えたいのだと宣言する。恋人になりたいという告白を予想していたみのりは、親友から突然忠誠を誓われ、戸惑いながらも主従関係を結ぶことになる。佐幸はみのりのためなら何でもする「犬」として振る舞い、みのりは人生を捧げられた側として責任を負う。二人の奇妙な友情は、リアルなご主人様を求めるお嬢様や、型破りな姉の登場によってさらに混沌としていく。忠誠フレンド、略して「ちゅうふれ」を描く学園ギャグ。

豆知識・雑学・よくある質問

作者はきあま紀一。第21回電撃コミック大賞の銀賞受賞作で、電撃コミックスNEXTから全2巻が刊行された。公式の選評では、幼なじみに仕えたいという設定のユニークさと、台詞や画面の端々にあるコメディセンスが評価されている。「ちゅうふれ」は作中独自の言葉で、恋人のような関係を指す一般的な「フレンド」ではなく、忠誠心を捧げる友達という意味。第2巻では本物のご主人様を志望するお嬢様や、姉の登場によって主従生活がさらに騒がしくなる。友情を主従関係へずらす発想が作品全体の笑いを作る。

読者の感想・考察まとめ

佐幸の忠誠は、みのりを大切にしたいという純粋な気持ちから始まるが、みのりの意思を置き去りにすれば、友情ではなく一方的な献身になる。みのりは望んで主人になったわけではないため、相手の愛情を受け取ることにも責任が生じる。二人の関係が面白いのは、主従という極端な形を取ることで、親友同士でも好意の強さや距離感が一致しないことを可視化している点だ。佐幸は「仕える」ことで自分の居場所を得ようとし、みのりは「応える」ことで相手を失望させまいとする。忠誠心が重くなりすぎないためには、主人と従者という役割の外でも互いを尊重する必要がある。奇抜な設定の中に、友情と依存の境界を考えさせる作品。

読み方・略称・英題

ちゅうふれ。 / ちゅうふれ

登場人物(キャラクター)

みのり、佐幸

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