1980年代 / 全38話

蒼き流星SPTレイズナー

『蒼き流星SPTレイズナー』は、1980年代のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社は日本サンライズ。主放送局・系列はNTV。放送期間は1985年10月3日 - 1986年6月26日。話数は全38話です。

あらすじ・ネタバレ

国連主催のコズミック・カルチャー・クラブで火星を訪れた十六人の少年少女は、謎の機動兵器SPTによる火星基地襲撃に巻き込まれる。そこへ現れた少年アルバトロ・ナル・エイジ・アスカは、敵勢力グラドスの混血でありながら地球人を救うために裏切ったパイロットだった。エイジは青いSPTレイズナーで子どもたちを守り、彼らを地球へ帰そうとするが、地球では三年後にグラドスの侵攻が始まる。散り散りになった仲間たちは占領下の地球で再会し、レジスタンスとして戦いながら、グラドスの支配の真相とエイジの出生に関わる秘密を追う。

豆知識・雑学・よくある質問

SPTはグラドスが開発した人型の高機動兵器で、レイズナーには自律的に戦闘を補助するコンピューター「レイ」が搭載されている。エイジは敵の言葉を理解し、殺さずに戦うことを選ぼうとするため、仲間を守る英雄であると同時に、戦場の常識から外れた青年として描かれる。火星で出会った学生たちは軍人ではないので、最初は逃走や食料確保だけで精一杯だが、それぞれの経験を通して抵抗運動へ参加していく。前半の宇宙開発と避難行、後半の地球占領後のレジスタンスで作品の空気が大きく変化する。ロボット戦だけでなく、異星文明による植民地支配、混血のアイデンティティー、仲間の成長が物語を支える。

視聴者の感想・考察まとめ

エイジは地球人とグラドス人の血を引くため、どちらの民族にも完全には受け入れられず、その立場が敵と味方の間をつなぐ鍵になる。彼が敵兵を殺すことをためらう姿は弱さとして批判されるが、戦争の勝利だけでなく、戦後に誰と生きるかを考える倫理的な抵抗でもある。学生たちが占領下で大人になっていく過程は、平和な国際交流の夢が戦争によって壊され、それでも対話の可能性を捨てない物語として読める。レイズナーの高性能さより、操縦者が何を守るために力を使うかが重視され、機体は正義を自動的に保証しない。異なる出自を持つ者を排除せず、複雑な歴史を引き受けることが、グラドスの支配を終わらせる道として示されている。

読み方・略称・英題

あおきりゅうせいSPTレイズナー

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