2000年代 後半 / 全13話

無限の住人

『無限の住人』は、2000年代 後半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はビィートレイン。主放送局・系列はAT-X。放送期間は2008年7月13日 - 12月28日。話数は全13話です。

シリーズ作品・関連作品

あらすじ・ネタバレ

両親を殺され弟まで奪われた少女浅野凜は、仇である逸刀流の当主天津影久を追うため、不死身の剣士万次を用心棒として雇う。万次は過去に犯した罪への罰として、八百比丘尼から不死の体を与えられていた。凜の復讐を手伝う代わりに、万次は自分が殺した百人の悪人に見合う千人の悪人を斬ることを目標にする。二人は逸刀流の剣士たちや幕府の思惑に巻き込まれ、旅の途中で復讐する側とされる側の痛み、武士の理想と現実を知っていく。

豆知識・雑学・よくある質問

万次の不死は傷が瞬時に消える便利な能力ではなく、斬られた痛みや身体を奪われる恐怖を残したまま生き続ける呪いとして描かれる。体内にいる血仙蟲が傷を塞ぐため、切断された部位が戻ることもあるが、戦闘が楽になるほど単純ではない。凜が戦う理由は家族への愛情から始まるものの、復讐の道を進むほど自分の人生が仇に縛られる危険が増す。よくある質問の「万次は本当に死なないのか」については、通常の人間よりはるかに死ににくいが、痛みや苦しみまで消えるわけではなく、不死そのものが彼の罪と孤独を象徴している。

視聴者の感想・考察まとめ

逸刀流は勝つためなら既存の剣術の作法を越える流派として語られ、天津影久の理想には、弱い者を守るという武士道への反発と新しい秩序への欲望が混在している。万次は悪人を斬ることで罪を償おうとするが、誰が悪人なのかを自分で決める行為にも危うさがある。凜を守る立場の彼が、復讐心に引きずられる凜を止められない場面には、守ることと復讐を果たさせることの矛盾が表れる。無限の命を持つ万次と、一度しかない人生を生きる凜を並べることで、時間の重さが対照的になる。感想としては、剣戟の迫力だけでなく、復讐が終わった後に何を残すのかを問い続ける重厚な時代劇である。

読み方・略称・英題

むげんのじゅうにん / Blade of the Immortal

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