1990年代 / 全1話

海がきこえる

『海がきこえる』は、1990年代のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はスタジオジブリ。主放送局・系列はANB。放送期間は1993年5月5日(特別番組)。話数は全1話です。

あらすじ・ネタバレ

高知から東京の大学へ進学した杜崎拓が、高校時代に同級生だった武藤里伽子や松野豊との思い出を振り返る青春ドラマである。転校してきた里伽子は美しく成績も良いが、家庭の事情や環境の変化から周囲と距離を置いている。修学旅行や卒業後の再会を通して、拓は当時は理解できなかった彼女の言動と、自分自身の未熟さを見つめ直していく。

豆知識・雑学・よくある質問

海や飛行機、列車などの移動する風景が、登場人物の距離や心の変化を表す背景として使われている。里伽子は単純な「謎めいたヒロイン」ではなく、家庭や転校によって自分の居場所を失い、他人を頼ることが苦手になった少女として描かれる。拓の一人称で進むため、彼が知らなかった出来事が後から見えてきて、記憶と事実のずれを感じさせる構成になっている。

視聴者の感想・考察まとめ

拓は里伽子を理解したつもりでいても、実際には自分の感情や正義感を彼女へ押しつけていた部分がある。二人の関係はきれいな恋愛として完結するのではなく、傷つけ合った記憶を抱えたまま大人になっていく過程として描かれる。海の音が聞こえる距離にいても、相手の心がすぐわかるわけではないという題名の感覚が、思春期の不器用な友情と淡い恋の余韻につながっている。

読み方・略称・英題

海がきこえる / うみがきこえる

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