1990年代 / 全47話

横山光輝 三国志

『横山光輝 三国志』は、1990年代のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はエーゼット。主放送局・系列はTX。放送期間は1991年10月18日 - 1992年9月25日。話数は全47話です。

あらすじ・ネタバレ

後漢末の中国で天下が乱れるなか、劉備玄徳は関羽と張飛に出会い、桃園の誓いを結んで義勇軍を率いる。黄巾賊との戦いから董卓や呂布を巡る争いへ進み、劉備たちは何度も敗走しながらも民を守る道を選び続ける。やがて曹操が北方で勢力を広げ、劉備は諸葛亮孔明を軍師として迎え、荊州を足場に再起を図る。孫権の呉と手を結んだ劉備軍は、孔明の策と周瑜の働きによって赤壁で曹操軍を迎え撃つ。アニメは赤壁の戦いを大きな区切りとして、英雄たちの志と勢力の均衡が変わるところまでを描く。

豆知識・雑学・よくある質問

原作漫画は『三国志演義』を基礎に横山光輝の読みやすい人物造形と劇画的な合戦描写を加えた作品で、アニメ版も劉備・関羽・張飛の義兄弟を中心に進む。よくある質問の「原作の最後まで映像化されているのか」については、テレビ版は赤壁の戦いで終わるため、蜀の建国や五丈原など後半の出来事は扱わない。曹操は単純な悪役ではなく、秩序を回復する強い現実主義者として描かれ、劉備との対比が物語を動かす。諸葛亮の登場後は、個人の武勇だけでなく情報戦や外交、兵站が勝敗を左右する。人物名や地名が多い作品なので、勢力図を確認しながら見ると理解しやすい。

視聴者の感想・考察まとめ

この作品の魅力は、天下を取ることを目指す英雄譚でありながら、勝利だけを正義にしない点にある。劉備は何度も土地を失い、曹操に比べて軍事力でも後れを取るが、民を見捨てない姿勢が人を集める。一方で、義や仁を掲げる勢力も戦争から逃れられず、理想を実現するには現実的な策と犠牲が必要になる。関羽と張飛の豪快さ、孔明の知略、曹操の合理性を並べることで、リーダーに必要なのは一つの美徳ではなく、異なる才能を束ねる力だと感じられる。赤壁で物語を閉じる構成は、劉備の上昇が始まった瞬間を余韻として残す効果もある。

読み方・略称・英題

よこやまみつてる さんごくし / 横山光輝 三国志

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