2010年代 前半 / 全13話

有頂天家族

『有頂天家族』は、2010年代 前半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はP.A.WORKS。主放送局・系列は独立局。放送期間は2013年7月7日 - 9月29日。話数は全13話です。

シリーズ作品・関連作品

あらすじ・ネタバレ

京都の街には、人間、狸、天狗が共存し、古くから続く不思議な関係がある。下鴨家の三男・矢三郎は、狸として化ける力を使い、兄弟や天狗の赤玉先生、半天狗の弁天らと関わりながら、亡き父の死に隠された事情を追う。狸鍋を好む金曜倶楽部、人間社会で暮らす狸たち、空を飛べなくなった天狗の過去が交差し、家族の騒動は京都全体を揺るがす。矢三郎は、兄弟の対立と母の悲しみを抱えながら、狸らしく飄々と生きる道を探していく。

豆知識・雑学・よくある質問

森見登美彦の小説を原作に、京都の実在の地名や祭り、鴨川、糺の森などを幻想的な舞台へ変えている。狸は人間に化けられるが、驚いたり酒に酔ったりすると正体が出るため、変身は便利な能力であると同時に失敗の危険を持つ。天狗は空を飛び、古都の上空から人間や狸を見下ろす存在だが、赤玉先生のように老い、孤独、酒に悩む。金曜倶楽部は人間が狸を食べる秘密の会で、文明的な人間社会の裏にある捕食の恐怖を象徴する。

視聴者の感想・考察まとめ

矢三郎は家族の中で最も器用に化けられるが、正面から争うより、騒動を面白がりながら関係をつなぐ役割を担う。狸の世界では親の死や家督、兄弟の競争が避けられず、家族愛だけで対立が消えるわけではない。それでも、互いの弱さや失敗を知っているからこそ、完全に縁を切らずにいられる。人間、狸、天狗の関係は善悪で分けられず、食べる者と食べられる者、支配する者とされる者が入れ替わる。京都の美しい景色の中で、賢く生きるとは危険を避けることではなく、他者と愚かさを共有しながら家族の縁を保つことだと描いている。

読み方・略称・英題

有頂天家族 / Uchouten Kazoku

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