1970年代 / 全1話
大恐竜時代
『大恐竜時代』は、1970年代のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社は東映動画。主放送局・系列はNTV。放送期間は1979年10月7日(特別番組)。話数は全1話です。
あらすじ・ネタバレ
巨大なUFOによって時空を越えた少年ジュンと少女レミと妹のチョビは、白亜紀の世界へ連れて行かれる。三人は生物の心の声を聞くエムパシー能力を持ち、恐竜や原始の生き物たちの感情を感じ取りながら、現代とはまったく違う環境で生き延びようとする。時間の流れが圧縮された世界で、恐竜の繁栄と衰退が進み、やがて人類の祖先であるクロマニヨン人の時代へ移っていく。さらに時空を越えて現れたティラノサウルスが原人たちを脅かし、ジュンたちは知恵と共感を使って恐竜の暴虐に立ち向かう。太古の冒険を通して文明と自然の関係を問いかけるテレビスペシャルである。
豆知識・雑学・よくある質問
1979年10月7日に日本テレビで放送された単発のSFアニメで、日本テレビのスーパー・アニメスペシャル企画の一作。原案と原作は石ノ森章太郎で、東映動画が制作を担当した。恐竜の戦いだけを見せる作品ではなく、現代の土木機械と恐竜の姿を重ねる演出など、人間が自然を改造することへの批判的な視線を持つ。主人公たちは恐竜の心を理解できるため、怪物を倒す側ではなく生き物の声を聞く側に置かれている。約一話で完結する長編テレビ作品として、当時の恐竜ブームとSF的な時間旅行と環境テーマを組み合わせた珍しい企画になっている。
視聴者の感想・考察まとめ
物語は恐竜時代を単なる未知の楽園として描かず、栄えた種族が衰退し、別の生物が台頭する時間の大きな流れを見せる。ティラノサウルスを神のように崇める原人たちの姿は、力のある存在を恐れながら従う社会の危うさを表している。ジュンたちのエムパシー能力は便利な超能力というより、相手の恐怖や苦痛を知ってしまう責任を伴う力である。人類が知恵を得て生き残る一方で、自然を支配しようとする奢りも生まれるという二面性が作品の核にある。子ども向けの冒険として見られるが、滅びゆく種族の誤りを現代人へ返す寓話として読むこともできる。
読み方・略称・英題
だいきょうりゅうじだい
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