1970年代 / 全41話

ベルサイユのばら

『ベルサイユのばら』は、1970年代のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社は東京ムービー新社。主放送局・系列はNTV。放送期間は1979年10月10日 - 1980年9月10日。話数は全41話です。

あらすじ・ネタバレ

18世紀のフランスを舞台に、男として育てられた近衛兵オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェの生涯を描く。オスカルは王妃マリー・アントワネットの護衛となり、宮廷の華やかさと民衆の貧困の落差を目の当たりにする。幼なじみで従者のアンドレ、スウェーデン貴族フェルゼン、王妃アントワネットとの関係は、身分と性別の制約を越えようとするほど複雑になる。フランスの財政難と民衆の怒りが高まり、オスカルは王家を守る軍人でありながら革命の側へ心を寄せていく。やがてバスティーユ襲撃に至り、オスカルとアンドレは自由を求める人々の中で最期を迎える。

豆知識・雑学・よくある質問

池田理代子の漫画を原作としたTVアニメで、オスカルという架空の女性軍人を軸に、マリー・アントワネットやフェルゼンなど実在の人物を組み合わせている。宮廷衣装や舞踏会だけでなく、フランス革命前夜の社会情勢を描いた歴史劇としても評価され、宝塚歌劇団の舞台化とともに作品の知名度を大きく広げた。オスカルは女性でありながら男性の軍服を着て職務に就くため、性別役割と身分制度の両方を可視化する人物になっている。美しい作画と重い政治劇を両立させたことが、少女向け作品の枠を超えた人気につながった。

視聴者の感想・考察まとめ

オスカルの悲劇は、本人が望む生き方を選んでも、身分制度と歴史の大きな流れから完全には自由になれないところにある。彼女は貴族として王家を守る責任を持つ一方、民衆の苦しみを知ることで既存の秩序に疑問を抱く。アントワネットも贅沢な王妃として単純に描かれず、異国から嫁いだ若い女性が宮廷の期待に消耗する姿として描かれる。アンドレとの関係は身分差を越える愛であると同時に、オスカルが自分の弱さを認める契機でもある。個人の恋愛と革命の歴史を重ねたため、華麗さと喪失感が同居する物語になっている。

読み方・略称・英題

ベルサイユのばら/ベルばら(べるさいゆのばら)

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