2010年代 後半 / 全12話

ブレンド・S

『ブレンド・S』は、2010年代 後半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社はA-1 Pictures。主放送局・系列はTOKYO MX、KTVほか。放送期間は2017年10月8日 - 12月24日。話数は全12話です。

あらすじ・ネタバレ

桜ノ宮苺香は目つきが怖いことを理由にアルバイトの面接で落ち続けていたが、喫茶店スティーレの店長に声をかけられる。店ではツンデレや妹やお姉さんなどの属性を演じる接客が行われており、苺香に任された役はドSキャラだった。本人は丁寧に接客しようとするほど言葉や表情が鋭くなり、客からは理想的なドS店員として喜ばれてしまう。店長ディーノは苺香に惹かれながらも空回りし、ツンデレ担当の夏帆や妹担当の麻冬や男の娘担当のひでりや厨房の秋月とともに、恋愛と仕事の勘違いを重ねていく。属性を演じる店員たちの関係と、苺香の意外な才能を描くワーキングコメディである。

豆知識・雑学・よくある質問

原作は中山幸の4コマ漫画で、喫茶店の店員が接客用の属性を演じるという設定を中心にしている。苺香のドSは本来の性格ではなく、真面目に仕事をするほど相手を追い詰める言い方になってしまう目つきとの相性から生まれた。夏帆はツンデレ、麻冬は小柄な妹キャラ、ひでりは男の娘というように、店員ごとに異なる役割が割り当てられている。店長ディーノの日本文化好きや、秋月の恋愛相談や、店員同士の趣味の違いが店内の会話へ混ざる。可愛いメイド喫茶の理想像を再現するより、演技と素の性格がずれることで接客が成立する倒錯的な笑いを描いた点が特徴である。

視聴者の感想・考察まとめ

スティーレでは客が求める属性と店員本人の性格が完全には一致していない。苺香は善良で控えめなのに、結果として最も刺激的な接客をしてしまう。夏帆はゲーム好きでだらしない部分を隠すためツンデレを演じ、麻冬は大人として扱われたい気持ちと外見の幼さの落差を抱える。ひでりもアイドル性を武器にしながら、可愛く見られるための努力を続けている。つまり属性は本質ではなく、相手へ見せるための演出であり、働く人が職場で役割を作る行為の誇張と考えられる。店長の片思いも、苺香の接客と本当の気持ちを見分けられないことからすれ違う。笑える恋愛劇の裏で、他人からどう見られたいかという自己演出の問題が描かれている。

読み方・略称・英題

ブレンド・エス / Blend S / ブレンドS

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