1980年代 / 全26話

ふしぎの国のアリス

『ふしぎの国のアリス』は、1980年代のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社は日本アニメーション(日独合作)。主放送局・系列はTX。放送期間は1983年10月10日 - 1984年3月26日。話数は全26話です。

あらすじ・ネタバレ

少女アリスは、チョッキを着て懐中時計を持つ白ウサギを追いかけ、深い穴の中へ落ちる。そこには、体が大きくなったり小さくなったりする不思議な飲み物や菓子、言葉の通じにくい動物たち、気まぐれな女王が待っていた。アリスはベニーという話すウサギと出会い、現実の家へ戻るために奇妙な国を進む。毎回の冒険で、彼女はお茶会、裁判、森の迷子など、常識が逆転した出来事に巻き込まれる。夢の世界の住人たちは親切にも意地悪にもなり、アリスは相手の理不尽さに戸惑いながらも、自分の言葉で反論する。最後には一連の出来事が夢だったと分かるが、体験を通して彼女の世界の見方は変わる。

豆知識・雑学・よくある質問

日本アニメーションが制作した、ルイス・キャロルの児童文学を原作とするテレビアニメ。原作の有名な場面に加え、アニメ独自のキャラクターやエピソードを取り入れて、長期放送に向く連続冒険として構成している。白ウサギを追う導入は同じでも、ベニーとの友情や、アリスが何度も不思議の国を訪れる展開によって、各話に小さな起承転結がある。ナンセンスな言葉遊びを子どもにも分かりやすい会話へ置き換えつつ、動物や家具が突然動き出す映像の楽しさを生かしている。児童文学の夢と不条理を、親しみやすい日本のテレビアニメへ翻案した作品だ。

視聴者の感想・考察まとめ

不思議の国の住人は、アリスに現実の常識を押し付ける一方、自分たちはその常識を守らない。その矛盾に対してアリスが「おかしい」と声を上げることは、子どもが大人のルールを問い直す姿にも見える。体の大きさが変わる場面は、成長期の身体感覚や、自分が周囲からどう見られるかという不安の比喩とも解釈できる。夢だから何でも許されるのではなく、理不尽な世界でも自分の判断を失わないことが帰還への手がかりになる。色彩豊かな冒険を楽しみながら、言葉や権威を鵜呑みにしない姿勢を学べる物語である。

読み方・略称・英題

ふしぎの国のアリス(ふしぎのくにのアリス)

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