2010年代 後半 / 全52話

きょーふ!ゾンビ猫

『きょーふ!ゾンビ猫』は、2010年代 後半のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社は勝鬨スタジオ。主放送局・系列はTX。放送期間は2015年10月2日 - 2016年9月30日。話数は全52話です。

あらすじ・ネタバレ

墓からある日突然よみがえったゾンビ猫が、町をあてもなく徘徊し始める。見た目は不気味で、本人もゾンビらしい行動を取ろうとするのだが、なぜか町の人々は恐がりきれず、むしろ可愛がったり、世話を焼いたりする。ゾンビ猫は人間の生活を観察し、食べ物や遊び、他の動物との出会いを通して、死んだ後には知らなかった町の日常へ入り込んでいく。短いエピソードごとに、本人が恐怖を与えようとして空回りしたり、人間の親切に戸惑ったりする小さな騒動が描かれる。ホラーの題名とは裏腹に、町の住人とゾンビ猫が少しずつ距離を縮める、ゆるくて可笑しいショートアニメである。

豆知識・雑学・よくある質問

テレビ東京ホールディングスの発表では、カナヘイのキャラクター原案による作品で、墓からよみがえったゾンビ猫が町を徘徊し、なぜか町の人に愛されるショートストーリーと説明されている。よくある質問の『本当に怖い作品か』については、ゾンビという設定や題名にホラーの要素はあるものの、残酷な描写や恐怖で脅かすことより、猫の仕草と人間の反応を使ったコメディが中心である。ゾンビ猫は生前の事情を長く語るのではなく、歩く、驚く、憧れるといった動作で感情を表す。短編なので各話から見始めても問題なく、キャラクターの表情や間の取り方を楽しむタイプの作品だ。可愛い絵柄と『ゾンビなのに愛される』という逆転が、タイトルとのギャップを作っている。

視聴者の感想・考察まとめ

ゾンビは本来、生者の秩序を脅かす存在だが、この作品では町の側がゾンビ猫を排除せず、変わった隣人として受け入れる。ゾンビ猫自身も人間を襲うのではなく、恐ろしい存在に見られたいという期待と、可愛がられてしまう現実の間で困惑する。そのズレが、他者を見た目や属性だけで判断することの可笑しさを生む。墓から戻った理由や死の恐怖を深く説明しないからこそ、物語は喪失よりも、今ここで誰かと関わることへ焦点を置ける。短い話の中で、町の人が自然に手を差し伸べる様子を見ると、異物を仲間に変えるのは大きな説教ではなく、挨拶や食べ物のような小さな親切なのだと感じる。

読み方・略称・英題

きょーふ!ゾンビ猫

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