1970年代 / 全13話

おかあさんの童話

『おかあさんの童話』は、1970年代のテレビアニメ作品として記録されているアニメです。制作会社は民話社。主放送局・系列はCX。放送期間は1973年7月7日 - 9月29日。話数は全13話です。

あらすじ・ネタバレ

母親が子どもに語り聞かせる昔話や創作童話を中心に、動物、妖精、森の住人、旅人などが織りなす短い物語を描く。困っている人を助ける子ども、欲張りな王様、道に迷った動物、家族を待つ主人公など、身近な感情を持つ登場人物が、知恵や思いやりによって問題を解決していく。物語の始まりと終わりには、母親と子どもの穏やかな時間があり、童話の出来事が聞き手の想像力を広げる。怖さや悲しさを含む話も、最後には生きる力や家族のつながりへ着地する。

豆知識・雑学・よくある質問

童話は、善悪や教訓を直接説明するのではなく、動物や魔法の出来事を通して子どもが考えられる形にしている。森、井戸、城、家、道など、昔話におなじみの場所が、登場人物の選択を試す舞台になる。母親の語りは、声の調子や間によって恐怖、安心、驚きを伝え、絵だけではない想像の余地を残す。物語ごとに繰り返しや三つの試練、変身、約束、贈り物などの昔話の型が使われ、文化や世代を越えて伝わる構造を作っている。

視聴者の感想・考察まとめ

童話の教訓は、正しい行動をすれば必ず報われるという単純な規則ではなく、困難な状況で他者をどう見るかという問いを含んでいる。欲張りな人物が罰を受ける話でも、なぜ欲望に取りつかれたのかを考えることで、現実の人間への理解が生まれる。母親が話を聞かせることは、子どもを守るために世界を単純化する行為である一方、怖いものや悲しいことを安全な物語の中で経験させる教育でもある。結末を知っていても繰り返し語ることで、子どもは変化する自分の視点を確かめ、家族との時間を記憶として受け継いでいく。

読み方・略称・英題

おかあさんの童話 / おかあさんのどうわ

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